
建築資材の高騰や建築工事の現場作業員の人件費高騰で、新築住宅の価格が大きくアップしています。そんなかで、リフォームが注目の的です。リフォーム技術が進化したこともあり、今までは建て替えていたものも、リフォームして快適な住居に改築するケースが増えています。今回はリフォームについて詳しく紹介します。
1.リフォームが人気
テレワークなど在宅勤務が増えたこともあり、住宅環境について見直をして、「リフォーム」を検討している方が増えています。2022年の住宅リフォーム市場規模は6.5兆円ほどあり、今後も拡大する見込みです。とくに、団塊の世代が後期高齢者になることで、バリアフリーをかねたリフォームが拡大することも見込めます。
1-1.リフォームしたい箇所
マイホームでリフォームしたい希望箇所は、「トイレ」「浴室」「キッチン」といわれています。家の中で水回りといわれる部分です。いずれも毎日使う場所だけに劣化は早いようです。また、トイレや浴室設備の進化が著しく、日進月歩で新しい設備が誕生しています。リフォームで改修すると使い勝手が格段によくなります。とくに、トイレ設備は世界が注目する世界No1の技術力と性能です。
2.リフォームのメリット
人気のリフォームには、比較的価格を抑えて最新の設備に替えられるなど、メリットがあります。リフォームのメリットについて以下で詳しく紹介します。
2-1.費用が抑えられる
リフォームは建て替えに比べると費用が抑えられます。費用が安いことは大きなメリットです。ただし、リフォームでも住宅の基礎部分が傷んでいる場合は、その部分を補修する費用がかかります。それでも、全面的な建て替えに比べると費用は抑えられます。
2-2.マイホームは愛着がある
リフォームは建ててから15年、20年と経過し、長年使うことで劣化したり、各箇所が故障したりして修理が必要になります。とくに浴室、キッチン、トイレなど水を使う部分は劣化が早いケースが多くなるでしょう。そのように不備や不調を感じた部分だけを改修することで、住み慣れ愛着がある家をほぼそのままの状態で残し、リフォームした部分は使い勝手がよくなります。壁や柱の傷も思い出です。
2-3.リフォームは工事期間が短い
リフォームは一部を新しくする部分的な改修工事で、工事の期間が短く1日から2日で終わる場合も多数です。全面リフォームでも、長くて3ケ月程度で終わります。工期が短いだけ人件費も抑えられます。
2-4.固定資産税の減税
実査には自治体の判断もあり、個々のリフォームで変わってくることはありますが、一般的にリフォームで家を新しい状態にしても、固定資産税がアップすることはほぼありません。
通常、家を建てるときには「建築確認申請」を届け出て、そこで固定資産税が決定します。ほとんどのリフォームの場合は、機能回復や現状復旧ですから建物の増築などには当たらず、税額が上がることはありません。少し大がかりなリフォームでは、固定資産税の軽減制度を受けられるケースがあります。耐震改修工事や断熱改修工事、バリアフリー化工事、太陽光発電の設置工事などを行う場合は、住んでいる自治体に相談してみましょう。
3.リフォームのデメリット
リフォームにもデメリットはあります。実際に完成している建物を修理補修することで制約が出てくるのはやむを得ない面があります。以下でデメリットを説明しましょう。
3-1.リフォームのデメリット
一般的にリフォームは住宅の一部分を改修するだけです。どうしても既存の家の間取りや構造を残すので、一定の制約があります。また、壁の移動や窓の追加も困難なケースが多くなります。
3-2.追加料金が発生することも
リフォーム工事を始めてみると、基礎部分など工事を始めてみないと目にできない部分があり、その部分の劣化が想像以上に進んでいる場合があります。また、耐震基準が改正された1981年の5月以前に建てられた住宅は、大規模地震が発生したときに耐力が不足しているケースもあるため、リフォームの際に耐震改修工事を行うことが必要になります。
4.リノベーションとの違いは
最近の建築業界はリフォームだけでなく、リノベーションが行われます。では、リノベーションとリフォームはどこが違うのでしょうか。リノベーションは、住宅の基本的な価値を高める工事です。大雑把な分け方をすれば、住宅の基幹部分だけを残し、大規模な補修を行う場合がリノベーションで、一部特定の部分を改修するのがリフォームといえます。
なお、リノベーションでは耐震改修や断熱補強など、家の強度や性能そのものを向上させる工事が多いため、各自治体により補助金や固定資産税の減税などを利用できることがあります。
5.まとめ
人気になっているリフォームについて紹介しました。浴室やトイレに使われる設備は著しく進化しており、リフォームするだけで使い勝手がよいマイホームになります。日本は高齢化が進みバリアフリー化の問題もあります。賢くリフォームして使いやすい住宅にしましょう。
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