
毎日使うキッチンや浴室、洗面所は清潔にしておきたいものですが、水を使う分劣化しやすくカビが気になる場所でもあります。毎日掃除していても設備が古くなってくるとリフォームをしたいと考える方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、水回りのリフォームはどれくらいの年数が過ぎたら検討するものなのか、費用を抑えるコツやリフォーム時に注意する点などについて解説します。
1.水回りのリフォームの時期
住宅における水回りとは浴室・キッチン・トイレ・洗面所の4か所を指します。家族の誰もが1日に何度も使用する場所であり、さらに水を使用することから設備が傷みやすく、経年劣化によるトラブルが発生しやすい箇所です。
1-1.水回りのリフォームはいつするもの?
水回りのリフォームの時期は新築であれば15年~20年が目安となりますが、給湯器などものによっては10年程度で劣化や傷みが目立ち始めるものもあります。水回りの設備は内部にある配管が劣化している可能性があり、配管が取り替えとなる場合費用が高額になるため設備の耐用年数が来たらリフォームするのが理想です。またバリアフリー化などと合わせてリフォーム工事をすれば助成金、補助金が活用できる可能性もあります。
2.水回りのリフォーム事例
ここでは、各水回りのリフォームについてどんなものがあるのか、注意点などご紹介します。
2-1.浴室のリフォーム
浴室リフォームの内容は、浴室全体の交換、浴室の交換と位置の移動、壁や床の張り替え、バリアフリー化、といったもののほか、浴室用のテレビやミストサウナ、ジェットバスなどの設置もあります。浴室のリフォームには「在来工法」と「ユニットバス」があり、最近多いのはユニットバスに交換するリフォームです。在来工法は自由度が高いため希望通りの浴室にできますが、ユニットバスの方が工期は短く、断熱性や気密性にすぐれています。ユニットバスはグレードによって費用が異なり、位置の移動がある工事は金額が高めです。
2-2.キッチンのリフォーム
キッチンリフォームの代表的な工事はシステムキッチンの交換や壁に向いているキッチンを対面式キッチンに交換する、キッチン交換、位置移動といったものです。対面型は家族と会話がしやすく、子どもがいる場合も安心であることから人気ですが、工事費用は壁向きキッチンよりも高くなります。また設備のグレードによっても費用は変わり、できる限り費用を抑えるには全体ではなく一部のみのリフォームにするか、もしくはスタンダードなレイアウトのキッチンを選びましょう。
2-3.トイレのリフォーム
トイレのリフォームの工事には、温水洗浄便座の設置や交換、本体の交換、和式から洋式へ交換、移動、壁紙や床の張り替えといったものがあります。タンクレストイレに交換する場合、手洗い場を設置したり、電気工事が必要だったりする場合はその分の工事費が追加となります。タンクレストイレは場所を取らないため人気ですが、マンションの場合水圧が不足して設置できなかったり、取り付けができなかったりするトイレもあります。自宅のトイレに新しいトイレが設置できるか事前に確認しておきましょう。
2-4.洗面所のリフォーム
洗面台の工事は、洗面台本体の交換、壁や床の張り替え、洗面台の位置移動などがあります。1日のうちに何度も使う洗面所(洗面台)は、汚れやすくまた洗面道具などを置きたい場所でもあります。リフォームで収納力をアップさせ、整理整頓をしやすくすることも可能です。洗面所を新たに増設したりスペースを広げたりするリフォームもあり、その場合は配管の変更も必要になります。
また通常洗面台本体のグレードはロー、ミドル、ハイに分けられ、オーソドックスなローグレードはシンプルで費用を抑えたい方向きです。ミドルグレードは収納スペースが多め、ハイグレードは機能が充実していますがその分費用も高めになります。
3.水回りのリフォームの費用を抑えるには?
リフォーム費用を抑えるにはセットプランを利用する、設備のグレードを下げる、まとめてリフォームするといった方法があります。
3-1.セットプランを利用する
各リフォーム会社では水回りの設備が3点、または4点セットになっているリフォームパック(セットプラン)を設定し、価格を安めにして提供しています。メーカーが協力しているため同じメーカーの設備がセットされていることが多く、まとめてリフォームする場合利用すると費用を抑えられるでしょう。ただし、セットプランは自分の好きな設備を選びたいという方には向いていいません。
3-2.設備のグレードを下げる
適切なグレードの設備の選択はコストダウン効果が高い方法です。最新の機能にこだわらないのであれば、旧モデルや在庫で残っていたものなどアウトレット品をねらうのもよいでしょう。
3-3.まとめて実施する
水回りのリフォームは1か所だけではなく、水回り全体をリフォームするのがおすすめです。水回りのリフォームは配管工事をすることが多く、まとめてリフォームしたほうが工期の短縮にもなり費用も安くできます。
3-4.補助金や助成金制度の活用
省エネ効果が高いあるいは環境に負荷が少ない設備に交換する場合やバリアフリー化のリフォームをする場合、かかる費用に対し補助金や助成金制度が使えることがあります。水回りのリフォームでは浴室やトイレに手すりを設置する工事や高効率給湯器への交換などが対象になることが多いようです。各制度や自治体のホームページなどで確認してみましょう。
4.まとめ
水回りは水を使うことや使用頻度が高いことから家の中でも劣化しやすい部分です。新築から15年~20年がリフォーム時期の目安ですが、劣化の具合によっては早まることもあります。リフォーム費用を抑える方法にはセットプランを利用する、水回りはまとめてリフォームする、設備のグレードにこだわらないといったものがあります。
「株式会社リフォーマル」は家のリフォーム全般について小さな工事から大きな工事まであらゆるニーズにお応えする会社です。当社ではただ今一緒に働く仲間を募集しています。「価値を提供している」を実感できる仕事がここにはあります。お気軽にお問い合わせください。